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Teiko MORITA
PhD
盛田帝子  博士(文学)

Bio|自己紹介

 私は日本近世文学・和歌文学を専攻しています。
 上賀茂神社の社家であり、当代一流の文人として著名でありながら、現代ではその活躍があまり知られていない近世中期から後期にかけての歌人賀茂季鷹(かものすえたか)の年譜作成から私の研究は始まりました。有栖川家の諸大夫(しょだいぶ)であった季鷹は堂上歌壇と地下歌壇、京都文壇と江戸文壇を往来し、多くの人脈を持っていましたが、それを辿ることで、私の研究も富小路貞直、日野資矩(すけつね)・資愛(すけなる)、さらには光格天皇を中心とする堂上歌壇の実態の解明、田安宗武や松平定信など和学を中心とする江戸文壇の研究へと拡がってゆき、現在では幕末明治期までを見据え、女性歌人も含めて、和歌が生まれる場についての研究を行っています。
 また江戸時代における王朝文化復興という関心から、国際的な研究交流を展開しています。科研費による「古典の再生」シンポジウムの主催や、ハワイ大学との「十番虫歌合絵巻」研究会はその具体的実践です。

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